らびっとクリニック院長の医療雑話

笑顔の力

投稿日:2018/7/4

生まれつきの能天気が笑いを発生させるのではなく、苦しい境遇からこそ上手な笑いが発明されるのではないか思うことがあります。先日、落語の歌丸師匠がお亡くなりになりましたが、晩年の師匠が酸素を吸いながら高座を演じる姿は笑いの対極の姿のようでいて、実のところ死を笑いにする究極の芸であったのかもしれません。「なに、あーた、お陀仏なんてこたー、てーしたことじゃあございません」てな具合に。先日のNHKスペシャルでは軽やかな江戸っ子気質は、繰り返し江戸の町を焼き尽くした大火災が生み出した文化なのだとも。太宰治の小説の中でも同じようなこと言ってましたね。滅びの中の明るさといったことを。

笑顔を作るにも努力が必要です。苦しいからこそ軽やかに笑う。慢性痛に苦しむ人の笑顔に逆に励まされることも少なくありません。

6年ぶりの長崎 What a wonderful world

投稿日:2018/6/3

長崎の友人に会うために、朝5時に起きて、8時過ぎの羽田発の飛行機に乗りました。

稲佐山を見上げながら、昼食の中華料理を楽しみました。山の中腹あたりまで住宅が密集していて、私が「高い場所の方が人気があるの?」と尋ねると、「いや逆かな。山の上の方に住んでいると、年取ってたいへんなんだよ。救急車も入れないとこもあるしね。」

私たちは80年代を四国高松で過ごし、二人ともブリティッシュロックが大好きでした。いつもセンスのいい彼が「ちょっとこの曲がかっこいいよ」と教えてくれていました。週末に彼の下宿で小林克也の「ベストヒットUSA」を見せてもらうのが楽しみでした(うちにはTVがなかったので)。

「どうして中年になると「懐メロ」ばかり聴くようになるんだろうね」

「そうそう。最近iTuneでダウンロードしたものはみんな80’sばかり。デュランデュランとか、エコー&バニーメンとか」

「僕は、娘と一緒に椎名林檎のコンサートに行ったりするよ」

「親子で趣味が似るのかな」

「そうだね。似ているね。」

「子供の年を考えると20年もたったんだと思う。あっという間だな」

友人と駅前で別れた後、大浦天主堂とグラバー園を一人で回ってきました。

英語と韓国語と中国語と関西弁が飛び交い、静寂と雑踏が交わり、200年以上強い意志で信仰を守った潜伏キリスト者に感嘆し、幕末のスコットランド人と日本人との交流に驚き、初夏の海辺は蒸し暑く、日陰に入ると海風がひんやり涼しく、ああなんて素敵な場所なんだと。素敵な時間なんだと、そう思ったのです。

5月の掲示板

投稿日:2018/5/6

皆さまゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。

私は愛犬と南房総をドライブしてきました。養老渓谷遊歩道では普段使っていない筋肉を使って少し筋肉痛です。今月の掲示板はサルコペニアについてです。サルコペニアとは、年齢とともに筋肉が衰え痩せていくことを言います。リウマチ性疾患の方は筋肉が痩せやすく運動と食事によって筋肉の維持が重要です。

芝川の土手の菜の花

投稿日:2018/4/22

日曜の朝は、我が家の犬と大体この辺を散歩しています。今は菜の花が芝川沿いの土手を緑と黄色に染め分け、見沼たんぼにはさまざまな花が咲いています。

徳島あわおどり空港

投稿日:2018/4/8

大学時代に亡くなった先輩の三十三回忌で徳島県鳴門(なると)に行ってきました。

30数年ぶりに同窓生にお会いして、変わらぬ「人となり」と変わってしまった「みなり」を互いに確認して、懐かしかったり恥ずかしかったり。

32年前に30歳で亡くなった若者のことを忘れずに二十数名の同窓生が集まりました。誰からもリーダーとして慕われていた人だからこそ多く人の記憶の中でこのように長く生き続けていられたのでしょう。よく生きるためには先に逝った人のことを強く思う必要があると思う。古い友人と 会う事は楽しいけれど、時に痛みもともなう事でもある。とりわけ人の死を介して記憶を共有する場合には。人の死を介して自分の今を問いただす作業においては。

古くから続く法事にはそのような意味があるのかもしれないと思った次第です。

空も海も青く、何もかも美しい鳴門海峡の春の鯛は哀しいほどに美味でした。

 

線維筋痛症総説を書きました。

投稿日:2018/4/3

ホームページ更新

投稿日:2018/4/2

今回、開院7年目でHPをリニューアルしました。当院のコンセプトを強く意識しながらページづくりをしました。リウマチ性疾患と慢性疼痛を柱にした診療内容をイメージしていただきやすいように工夫したつもりです。
写真は先週末の香川県、栗林公園の桜です。

小学校の卒業式

投稿日:2018/3/22

私が学校医、産業医をさせていただいているさいたま市立美園小学校の卒業式に本日参加して来ました。

美園小学校は開校して6年。今年の卒業生は6年前の開校時に入学した生徒たちです。

ですから2012年に開院したらびっとクリニックも今年の卒業生たちと同級生です。

そう思うと、校長先生、教育委員会の方やPTA役員の方のご挨拶が、私自身にも向けられた、とても大切な言葉として受け止めることができました。

「アンパンマンは正義のヒーローですね。アンパンマンはお腹の空いた子供たちに自分を食べさせてあげます。本当の正義のヒーローは自分が傷ついたり犠牲になることもあるのです。」

「イチロー選手のことを皆さん知っていますね。継続が力だと彼は言っています。どんな偉大な業績も一つ一つを積み上げることでしか成し遂げられません。」

「いのちを大切にしてください。そのままの君たちで良いのです。」

「これからのAI(人工知能)の時代こそ人間どおしの繋がりが大切になるのです。」

卒業式の「大人たち」の祝辞が美しくも少し切ないのは、子供達への願いと希望であるだけでなく、本当は自分自身の過去とこれからの時間に対する思いが込められているせいかもしれません。

研究会・勉強会発表

投稿日:2018/2/7

今年度、下記の研究会・勉強会などで講演・発表を行いました。必ずしも十分に準備できた内容ではなかったのですが、開業医としても医学情報を発信する機会を得られたことは大変幸福なことと思っています。

#1シェーグレン症候群と線維筋痛症の臨床(川口市医師会講演会2017.6.22 川口駅前市民ホール)

#2関節リウマチ症例検討(Case Study Webセミナー2017.6.19 武田薬品 東京本社)

#3関節リウマチ合併骨粗鬆症に対するプラリアの有効性・安全性(リウマチ性疾患に伴う骨マネジメントを考える会 2017.9.11 浦和ロイヤルパインズホテル)

#4リウマチ性疾患における慢性疼痛の診かた(第22回さいたま市合同リウマチカンファレンス 2017.9.20 大宮ソニックシティー)

#5関節リウマチ患者における線維筋痛症のcomorbidity (日本線維筋痛症学会第9回学術集会 2017.10.14-15 千里ライフセンター)

#6様々な状況のRA治療の実際(田辺三菱製薬社内勉強会2017.11.9 大宮)

#7地域医療の第一線でいかに線維筋痛症と向き合うかーリウマチ内科開業医の実践ー(第11回線維筋痛症東京フォーラム 2018.1.17  京王プラザホテル)

#8高齢者リウマチ性疾患の診断と治療(高齢者へのリウマチ治療を考える会 2018.2.1 TKP大宮駅西口カンファレンスセンター)

論文

#1森口正人. 線維筋痛症の早期診断と治療. リウマチ科 2018; 59(1): 56-63

 

「クリニックの評判」と7年目の飛躍のためにおもうこと

投稿日:2018/1/17

ネット上で一旦悪評を書かれてしまうと、非難された側の当事者としてはなんとも反論のしようもなく、「やれやれ」と思いながらも自分の未熟さの故の「身から出た錆」と諦めるしかないのかと思い、なんとも気が滅入るものであります。「Googleのクチコミ」に投稿された内容はダイレクトな感情のままに公共の場に公開されています。しかも、ずーっと消えずにいつまでも残っております。それは患者さんの生の声として重要であることは間違いありません。医療者側としてそうした批判を謙虚に受け止めるべきであると感じています。

私はこのような声を真摯に受け止めるべきと考えます。より良いクリニックになるための糧となる貴重なご意見だからです。辛辣であればあるほどに。一方私たちには理想があります。痛みと向き合うクリニックであり続けるいうこと。だからそれを臆面もなくHPで主張し続けています。しかし現状はまだまだ理想に程遠い。程遠いが理想を持つ限りは批判を冷静に受け止めることができると自負しています。だからこそ、その理想と現実の距離を縮めていく努力を怠るまいと思っています。

私たちのクリニックを改善するために必要なことがあれば、ぜひいろいろな形で、いろいろな場でご発言をいただければ幸いです。ネット上でも直接的にでもご意見箱にでも。良いことも至らぬこともどうぞお聞かせください。そしてもしちょっとでも良いことがあったならば、少しだけでよいので励ましのお言葉をください。その励ましがあれば私たちは萎縮せずにしっかり前に進めると思います。らびっとクリニックのスタッフは、頼りない船長ながら私を献身的に支えてくれています。ありがたいことだと感謝しております。皆様の声が私たちの推進力になります。

何故らびっと? Concept 院長ブログ 医療雑話 クリニックからのお知らせ Doctor's Fileにて紹介されました
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