慢性疼痛の患者に最近よく勧める新書があります。痛みをこころの面からとらえる必要性を常々感じていた私にとっては、まさに言いたいことを全て言っていただいた書籍です。実際この本を紹介した一人の線維筋痛症の患者さんは、目から鱗が落ちたと言わんばかりに絶賛していました。もちろん疼痛も軽減してきたとの事。その患者さんは毎日1時間以上歩く運動療法に前向きになり、目標を持って痛みと対峙できるようになったようです。「お任せ医療・施し医療」からの脱却。自らストラグルしながら前向きであろうとする努力。これらが痛みを遠ざけるきっかけになったと思います。ぜひ慢性疼痛の方に読んでいただきたいと思います。
投稿日:2015/7/9