私自身は、子供の頃より運動が苦手な方で、とりわけ球技は何をやってもチームの足手まといになるため、自然と運動から遠ざかるようになりました。成人してからもゲームとしてスポーツを楽しむ習慣を持つことはありませんでしたが、体を動かすことは嫌いではありません。あまり長続きしないのですが、歩いたり走ったり、筋肉を動かすことは生理的に気持ちが良いことを知っています。

最近健康の必要からジム通いを始めましたが、筋肉を意識しながらシステマティックなトレーニングを受けることの心地よさを感じます。慢性疼痛の治療の第一は基本的な筋肉の理学的なケアと有酸素運動、リラクセーションであり、薬は補助的な位置づけであると感じています。できる範囲で運動療法を疼痛患者さんにもチャレンジしていただきたいのですが、まだまだ適切な指導者や環境が整っていないのが実状でしょうか。